アレルギー表示について
近年、乳幼児から成人まで食物が原因でアレルギー症状を示す人が多くなりました。
私の知人でも「そば」のアレルギーで危うく命を失いそうになった人がいます。
日本料理店で料理長の秘伝とかで隠し味に少量の「そば粉」を使用した場合、どこにも表示されていません。
その人は急性アレルギー(アナフィラキシー)の治療用の注射キットを常に携帯して不測の事態に備えています。
アレルギー表示の目的は重篤なアレルギー症状が起こることを防ぐためです。
また表示を見ることでその食品を食べても大丈夫かどうか判断出来ます。
どのようなアレルギー物質があるか
現在表示の義務のあるものが7品目、表示が勧められているものが18品目あります。
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必ず表示されるもの
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに
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表示を勧められているもの
あわび、いか、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、酒、さば、
大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、桃、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ
必ず表示されているわけではないので注意が必要
・ 店頭で計り売りの総菜やベーカリーのパンなど
・ 注文で作る弁当
・ 包装容器の小さなもの(面積30平方センチ以下)
・ 飲食店や給食で提供される料理
その他の注意
食品名や原料名に容易にその物質が含まれていることがわかる場合は表示の必要がありません。
<例>
卵 (オムレツ、厚焼き玉子、マヨネーズなど)
小麦 (パン、麺、小麦粉など)
乳 (チーズ、アイスクリームなど)
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コラム執筆者の自己紹介
大谷丕古磨(オオタニヒコマ)が担当しています。
勿論、小金井市の住民で、現在小金井市の食育推進会議の委員(公募)です。
またボランティアですが、この食育ホームページの編集委員のメンバーでもあります。
私は食品会社に40年ほど在職し、現在は食品関連の技術士として行政当局や食品企業のお手伝いをしています。
特に食品の安全問題に関与して、講演や著作などの活動もしています。
食品安全委員会が発足して以来、5年間食品安全モニターを勤めたり、技術者の安全セミナーを主宰したりして、常に最新の食品安全の情報を把握するよう日々勉強しています。