江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座レポート最終回

 さて、いよいよこのご報告も最終回となりました。
江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の第7回は「畑見学会」です。 

この日は各自、当食育ホームページの編集委員でもある井上誠一氏の畑に集合です。
井上さんは数年前から江戸東京野菜の生産を手がけられ「黄金井江戸東京野菜研究会」を立ち上げ、小金井市の江戸東京野菜の生産者の皆さんとともに市内外に江戸東京野菜を出荷していらっしゃいます。
「出荷する野菜はもちろん、畑や野菜を積み込むトラックもきれいにしている。」とおっしゃるとおり井上さんの畑は美しく、整然としています。
受講生はみな熱心に井上さんの解説を聞きながら畑を見せていただきました。

江戸東京野菜を生産するうえでのご苦労もいろいろあり、昨年の夏は暑かったせいで、害虫が発生したり、育成に影響がでたそうです。
この日見せていただいたのは「亀戸大根」と「伝統大蔵大根」。大蔵大根は給食用に出荷されるとのことで、まわりの皆さんからも「うらやましい!そんな給食食べてみたい!」との声があがっていました。小金井市の学校給食で江戸東京野菜を使った給食が出されているのは嬉しいことですね。
江戸東京野菜は、生産される時期、量が限定されるため、イベントなどで使うときはとくに気を遣うとのこと。
井上さんは江戸東京野菜以外にもたくさんの品目を生産しておられ、特にトマトは小金井市の直売所でも大人気とか・・・。この夏はぜひ手に入れなくては!買いに行きましょう!とまわりのみんなで盛り上がりました。
その後ハウスに移動し「金町こかぶ」と「あやめ雪かぶ」を実際にさわり、比較してみることができました。金町こかぶはピンポン玉くらいの大きさで収穫するということ、あやめ雪かぶはグラデーションが美しく、これもレストランなどで人気があるそうです。

さて、場所を移動して
「修了式」
が行われます。
前回の終了時に課題レポート
「江戸東京野菜の普及のために、できること・したいこと」
の宿題が出ており、提出していないと修了証はもらえません。もちろん全回出席し、毎回のミニレポート提出が前提です。

大竹道茂会長から、多くの受講生が全7回の講座を無事終えることができたこと、これからもいろいろな方面で江戸東京野菜を支え、活躍してほしい、とのご挨拶がありました。
そしてついに「修了証」の授与式!
うやうやしく修了証書をいただきながら、私は達成感と終わってしまった寂しさを感じていました。

そのあとは江戸東京野菜を使ったおいしいお弁当をいただきながらの懇親会が始まり、受講生ひとりひとりが感想やこれからの展望を述べ、講師の皆さんからもねぎらいのお言葉をいただきました。
第2期生の仲間はみな「これからも江戸東京野菜を絶やさず広めるために、自分にできることを頑張っていこう!」と決意を新たにしました。

今回の講座で、年齢や職業、立場は違っても、同期生みんなが江戸東京野菜への思いを共有し、交流できるようになったことはとても有意義なことだと思います。

以上「江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座」受講レポートでした。

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