ちょっと変わった旬の野菜と料理紹介

4月・5月の旬の野菜と言えば、「タケノコ」や「フキ」ですが、今回はちょっと変わったお野菜をご紹介します。あまりなじみがないかもしれませんが、「ウコギ」の新芽です。
「ウコギ」は、山形の伝統野菜で、江戸時代米沢藩9代藩主上杉鷹山公が、トゲがあり防犯と食用としても利用できるとして垣根に推奨したことは、有名です。ウコギ科の低木で、同じウコギ科の植物には、タラノキ、コシアブラ、ウドなどがあります。
現在では、野菜としてだけではなく、お茶他などの加工品も作られているようです。
私が初めて「ウコギ」に出会ったのは、十数年前です。場所は、山形ではなく長野の山の中でした。長野の地元の方に食べ方を教わってから、毎年必ず食べています。ちょっとほろ苦く独特の風味と鮮やかな緑色がこの季節にピッタリです。以前は、山に採りに行っていましたが、家にウコギの木を植えてしまいました。(労せずして、毎年食べられています。)
今年も2度ウコギを食べました。1度目は、「ウコギご飯」(ウコギを塩茹でして、細かく刻み、塩と胡麻とともにご飯に混ぜる。)と「ウコギの天ぷら」(ウコギに衣を付けて、油で揚げる。)を作って食べました。
2度目は、「ウコギのけんちゃん風汁なしうどん」<写真あり>(ウコギと水気を絞った豆腐、卵を炒めて、鰹節と少量の砂糖よ醤油で味付けしたものを茹でたうどんにかける。)を作りました。
「ウコギのけんちゃん風」ですが、実は、香川の郷土料理に「まんばのけんちゃん」(香川の伝統野菜「まんば:タカナの一種」と豆腐や油揚げをだしとともに炒め煮にする。)という料理があり、私は、「まんば」の代わりに「大根の葉」を使ってよく作る料理なので、今回は「ウコギ」を使って作りました。

ちょっと変わった旬の野菜と料理紹介” に対して2件のコメントがあります。

  1. kousaka より:

    知りませんでした。写真で拝見すると葉も芽も食べるようですが、ウコギ科のタラノキ(たらの芽)のようにウコギの芽を天ぷら、または塩ゆでにして味噌仕立ての汁につかうなどというのはどうでしょう?茶懐石などで使えたら最高です。

  2. rice より:

    kousakaさん、コメントいただいていたのに気が付かずすみません。
    ウコギの天ぷらは、毎年やりますが、美味しいです!
    味噌仕立ての汁も美味しいでしょうね!

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