痩せたくない? or 太りたくない? Q5の解説です!

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低糖質ココナッツチョコとミルクチョコ。あなたはどちらを選びましたか?
では栄養成分表示を見ていきましょう。

どちらの栄養成分表示も包装単位当たり(1袋、1枚)で表示されているので、20g当たりに換算してみましょう。

 

低糖質ココナッツチョコ: (163kcal ÷ 27g) × 20g ≒ 120.7kcal/20g

ミルクチョコ: (283kcal ÷ 50g) × 20g ≒ 113.2kcal/20g

 

その差は小さいですが、低糖質ココナッツチョコの方がミルクチョコよりもエネルギー(カロリー)が大きいことが分かります。糖質を46%も減らしているのになぜでしょう?

チョコのように水分が少ない食品の場合、糖質を減らした分だけ、たんぱく質や脂質が増えます。脂肪を37%含むミルクチョコの一部を65%の脂肪を含むココナッツに置き換えた様なものなので、糖質(4kcal/g)よりエネルギーが大きい脂質(9kcal/g)が増えてエネルギーが大きくなったのです。このココナッツチョコで糖質を減らしているのは、食べた後の血糖値の上がり方を小さくするのが目的で、ダイエットのためではないのです。ココナッツのもう一つの特徴は、食物繊維を多く含んでいることで、このチョコ1袋で4.2gも摂取できます。また、栄養成分表示で炭水化物を糖質と食物繊維に分けて表示している場合、食物繊維のエネルギーは2kcal/gとして以下の様に計算されています。

 

低糖質ココナッツチョコ(kcal) 

たんぱく質       脂質         糖質         食物繊維

1.8g × 4kcal/g + 13.3g × 9kcal/g + 7g × 4kcal/g +4.2g × 2kcal/g ≒ 163kcal

 

 

どちらのチョコも痩せたくない人向けの食品と言えるかもしれません。

エネルギーを知ったうえで、チョコを美味しくいただきたいですね。

毎日、実践しよう!

日々口にする食品について、栄養成分表示からわかる情報はたくさんあります。
確認する癖をつけて、自分には何が必要か考える習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

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