それ、「朝食」?
「子どもの望ましい基本的生活習慣」づくりを、「早寝早起き」や「朝食」から地域ぐるみで取り組む「早ね早おき朝ごはん」の国民運動が、18年4月に文部科学省により提唱されました。
小金井市では19年10月、21年3月に食生活に関するアンケート調査を実施しました。
19年度の朝食に関するアンケートでは、小学生の96.30%、中学生の86.85%がきちんと朝食を食べており、21年度の小金井市民のアンケート調査でも全体の86.9%が朝食をほとんど毎日食べているという結果が出ています。
ですがアンケートでは朝食の内容までは調査されていません。
スナック菓子や菓子パンを朝食にしている子どももいるようです。
忙しい朝の大事な時間。
もう一度、「朝食」について見直してみませんか?
朝食を食べよう!
アンケート調査によると、30歳未満の若年層に「朝食を欠食することがある」と回答した人が最も多く(男性35%、女性30.4%)、「朝食を欠食しはじめた時期は」20~29歳が31.9%、高校を卒業した頃からが19%となっています。
朝食を食べない理由は「時間がない・食欲がわかない・朝食を食べるより寝ていたい」。
この3つが主な理由です。
特に若年層は生活が忙しく、また夜型になったりと朝食が食べられなくなる理由はさまざまでしょう。
けれど毎日の食生活が健康な人生の礎であり、大切なものであることを再認識してほしいものです。
朝ごはんが大切な理由
「朝ごはんは脳と体の目覚まし時計」
- 体のリズムを整えます
朝ごはんを食べないと、午前中頭も体もボーとします。朝ごはんを食べると体が目を覚まし、動きやすくなるので、1日を元気にスタートできます。
- 体温を上げます
人の体温は寝ているときは下がっていますが、朝ごはんを食べると体の中で熱が作られます。体温が上がると体の調子がよくなり、元気に動けます。
- 脳にエネルギーを補給します
脳のエネルギー源はブドウ糖です。ブドウ糖は体の中に少ししか蓄えておけないため、朝ごはんを食べないとブドウ糖が不足し、脳にエネルギーがまわらなくなります。脳が活発に動けないため、集中力や記憶力がうまく働かず、仕事や勉学にも影響します。また元気に運動したり遊べなくなってしまいます。
- 「朝ウンチ」の習慣がつきます
朝ごはんを食べると胃や腸が刺激され排便が促されます。「朝ウンチ」の習慣ができ、健康づくりになります。
朝は誰でも忙しいもの。
朝ごはんを食べていない人は、まずは1品からでも朝食をとることを習慣にしてみましょう。
夕食のついでに次の日の朝ごはんの準備をするなど、朝食の準備に時間を取られない工夫をすることも大切です。