血圧が気になるあなたの選択は? Q12の解説です!

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あなたはどれを選びましたか?
では栄養成分表示を見ていきましょう。

汁物やスープにはそれなりの量の食塩が含まれているだろうというイメージは皆さんがお持ちでしょう。どれも個包装のインスタント食品なので、栄養成分表示も1食分当たりになっています。食塩相当量が一番多いのは味噌汁1.9g、2番目に多いのがお吸いもので1.6g、次いでコーンポタージュの1.4g、一番少ないのは中華スープ1.1gでしたが、それでも1g以上でした。和食の定番である汁物には多くの食塩が含まれています。食塩の目標摂取量は6g/日未満(注)ですから1日3食で味噌汁を食べたらそれだけで目標量に迫る量になってしまいます。日本人の長寿を支えている和食ですが、食塩の量が多いという欠点の一因は汁物にもあるようです。食事バランスガイドは、イラストを参考に料理を選択し組み合わせることでバランスの良い食事が構成できるように、と考案されたものです。

2段目に味噌汁らしきイラストがありますが、高塩分の味噌汁の摂取が推奨されているのでしょうか?イラストを良く見てみると”具だくさん 味噌汁”と書かれていて、”具だくさん”が前提で、副菜に分類されています。特に根菜のようなかさ高い具が多くなれば相対的に汁が減り減塩になります。汁物に濃い出汁を使うことも減塩テクニックの一つです。1食分が決まっているインスタント食品の場合には、栄養成分表示で食塩相当量をしっかり確認して利用することが大切になります。

(注)日本高血圧学会が高血圧の予防・治療に推奨している食塩の目標摂取量が6g/日未満です。

毎日、実践しよう!

日々口にする食品について、栄養成分表示からわかる情報はたくさんあります。
確認する癖をつけて、自分には何が必要か考える習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

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