ナス


<栄養>
ナスは暑いインドが原産地で、体を冷やす効果のある夏野菜です。水分が93%で、皮の紫の色素ナスニン(ポリフェノールの一種アントシアニン系の色素)は抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制し、血管をきれいにしたり、ガンや動脈硬化、高血圧を予防する効果があるといわれます。その他、便秘を改善する食物繊維、肝臓の働きをよくする効果があるコリン、カリウムには余分なナトリウムを体外へ排出し血圧を下げる働きがあります。
また、ナスはぬか漬けにするとビタミンB1、カリウムが2倍になります。
<保存>
2・3日なら冷暗所で常温保存、それ以上保存するときはビニール袋に入れ、新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室で保存します。(ナスは低温に弱く冷気にあたるとしぼむので、ビニール袋に入れ、新聞紙でくるみます。)
焼きナスにしたものは皮をむき、ラップに包み冷凍保存で1ヶ月、薄切りにして天日干しさせ、水分をなくせば長期保存も可能です。
<お買い物メモ>
新鮮なものは握るとハリがあり、弾力を感じます。濃い黒紫色(なす紺)でツヤがあり、皮にきずや変色がないものを選びましょう。また、ヘタの切り口がみずみずしく、ヘタが黒くとげが鋭いものは新鮮です。