学芸大学「江戸東京野菜と料理実験」の授業

5月18日に食育・野菜料理コーディネータで、当ホームページの編集委員でもある酒井文子さんが学芸大学で大竹美登利先生の授業「家庭科教材論」で講師をつとめました。

授業のタイトルは、「江戸東京野菜と料理実験」です。

まずはパワーポイントを使っての座学
・野菜の花当てクイズ(シュンギク、ゴボウ、ニンジン、サヤエンドウ)
・東京の伝統野菜「江戸東京野菜」と、そのひとつ八王子「川口エンドウ」の紹介
・大竹先生監修の「野菜を食べよう」リーフレットで野菜摂取の大切さを伝えました。

野菜の花は珍しかったらしく、いろいろな答えが出ていました。

学芸大授業風景

学芸大授業4

後半は「酢を使った料理実験・江戸東京野菜を使った調理実習」
まずデモンストレーションを行い、その後班に分かれて調理実習をしました。

・酢を使った料理実験1

「炊いた黒豆ご飯に酢を混ぜ、発色状態を確認する」
アントシアニン+酸で綺麗な赤紫に変化。学生さん達から歓声が上がりました。

・酢を使った料理実健2

「温めた牛乳に酢を加えて、カッテージチーズとホエーの分離を体感する」
タンパク質+酸で分離する。家にある材料で手軽にカッテージチーズができることがわかりました。

学芸大授業5 学芸大授業6

・調理実習

「川口エンドウとニンジンを茹でて、カッテージチーズの和え物を作る」
残ったホエーには味噌を加えて味噌汁を作りました。
学生さんたちはまだ1年生。慣れない手つきながらも。和気藹々と調理していました。

学芸大授業7 料理実験1

最後はお楽しみの試食
茹でた川口エンドウと市販の絹さやの食べ比べをしてもらい、黒豆ご飯と和え物と味噌汁を試食しました。

料理は科学!という切り口の楽しい授業は、将来子どもたちへの授業を組み立てる上で役立つに違いありません。

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