小金井第二小学校、味覚の授業
10月26日、小金井第二小学校で味覚の授業が行われました。
今日はその様子をレポートします。
ところでみなさんは、「味覚の一週間」をご存知ですか?
フランスでは10月の第3週が「味覚の一週間」とされており、20年以上前からこの期間に味覚教育に関するイベントが行われているそうです。
本年度から日本でも「味覚の一週間」実行委員会が主催となり、全国各地で味覚教育が行われています。
そしてここ小金井市の小金井第二小学校でも、シェフやコーディネーターを招き、味覚の授業が行われました。
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伺ったのは3年生の3クラス。
教室では授業が始まる前から、どんなシェフが来るかな?○○シェフかな?と、講師の登場を心待ちにする子どもたちの声が聞こえます。
自己紹介をする講師
授業では、味はどこで感じるのか(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚・・・五感)、食べ物にはどんな味があるのか(しょっぱい、すっぱい、にがい、あまい・・・味覚)ということを、具体的な味や食べ物の例を挙げながらクイズ形式で学びます。
積極的に手を挙げる子どもたち
4つの基本的な味覚については、
しょっぱい … 食塩
すっぱい … 米酢
にがい … ブラックチョコレート
あまい … 砂糖
を舐めることで体感する実験も、行いました。普段何気なく口にするものでも、どんな味がするのかな?と考えながら味わうことで、子どもたちは新鮮な気付きや驚きがあったようです。
他にも、香り(嗅覚)でも味を感じることを体感する実験を行いました。
手で鼻をつまんだまま、ミカン味のグミを口に入れ、グミを噛む
→鼻をつまんだ手を放すと・・・
ミカンの甘い香りが突然感じられ、味も濃く感じるそうです。
教室は子どもたちの驚きで一杯になりました。
シェフと子どもたち
最後に今日の授業のご褒美として、シェフ特製のレモンタルトと、抹茶のフィナンシェが配られました。
レモンタルトは甘味とレモンの酸味が、抹茶のフィナンシェは甘味と抹茶の苦みが感じられるよう作られているそうで、子どもたちは今日の学びを振り返りながら、しっかりと味わっていました。
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食べる物、食べることがありふれている今日ですが、子どものうちから五感を働かせ味わうことは、豊かな食の経験になりますね。とても素敵な授業でした。
授業を参観させて下さいましたシェフやコーディネーターの方々、小金井市立小金井第二小学校の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
何気なく食べているものも、意識して食べることによって新たな発見もあることでしょう。食育というのはとても範囲が広いものですね。いろんな切り口をブログを通してお伝えしていきましょう!
今後とも、よろしくお願いします。