梅仕事
梅が熟して収穫時をむかえる梅雨のころ。その年に収穫した梅で梅干しを作ったり、梅酒を仕込む一連の作業のことを「梅仕事」といいます。
丁寧な暮らしを思わせる素敵な言葉ですね。
当食育HP編集委員も「梅仕事」をしたので、ご紹介しましょう。
酒井文子さんは10年以上恒例でいただいている越生の梅を毎年、梅漬けと梅酒にしているそうです。
「日を置いたことできれいな黄色になっていました。」
「梅漬け(5.5kg)と梅酒(1kg)を作りました。」
「梅酒は、ホワイトリカーではなく、25度の焼酎に漬けてみました。後は、梅ジャム作りを残すのみです。」
できあがりが楽しみですね。
さて、お次は編集長畠山知子さんの「梅仕事」
なんと、炊飯器で梅シロップを作ったそうです。
炊飯器の保温モードで8時間
生梅でシロップを作ると発酵してしまうので、これだと簡単にできて良いアイデアですね!
私の実家では南高梅が今年はたくさん実りました。
梅がたくさん採れたときには、低温でじっくり茹で、裏ごししてピューレにして冷凍保存しておきます。
ピューレにしておくと、ドレッシングや刺身醤油に溶いたりできてとても便利!
お素麺のつゆに混ぜると、食欲のない時にもさっぱり食べられます。
梅のゆで汁にはお砂糖を入れて煮詰め、梅シロップも作りました。
傷のない青梅は、ちょっと贅沢にブランデー梅酒を仕込みました。
自家製だと漬けるお酒を選んだり、好みの甘さにできるのが良いですね。
梅酒はアルコール度数20%以上のお酒で作ることが法律で定められていて、度数の低いお酒で作るとカビてしまうこともあるので注意が必要です。
飲み頃は3か月くらいからですが、1年以上寝かせるとコクが出ておいしくなります。
梅雨が明けたら塩漬けにした梅を干して梅干しに…。まだまだ梅仕事は続きます。